居住用財産の譲渡損失と住宅ローン控除・認定長期優良住宅の所得税額の特別控除について

住宅取得税制についてのシミュレーションです。

1.住宅ローン控除
2.認定長期優良住宅の所得税額の特別控除

上記2つの制度が選択適用であるいうことは、よく知られているところです。

【設例】
給与所得1000万円、譲渡損1000万円(オーバーローンなし)、認定長期優良住宅(床面積150㎡)を住宅ローン500万円で購入。

1.課税所得=1000万円-1000万円=0
住宅ローン控除のMAX 500万円×1%×10年  =50万円(実際には借入金残高は毎年減るので控除額合計はもっとすくない)

2.課税所得=1000万円-1000万円=0
特別控除=43,800円×150㎡=657万円>650万円→650万円×10%=65万円

この場合、一見、2.認定長期優良住宅の所得税額の特別控除を適用する方が有利に思えます。
ただ、この場合いずれも課税所得が0になるので、ほかに不動産や株式等の譲渡所得等、分離課税の配当所得などがなければ、65万円の控除は翌年1年間に限り繰り越されるのみとなります。

ちなみに、現行では2.認定長期優良住宅の所得税額の特別控除の控除額は43,800円/㎡ですので、50万円÷10%÷43,800円≒114.17㎡以上であれば居住1年目の税額控除可能額レベルで見た場合は、2.認定長期優良住宅の所得税額の特別控除の方が一応は有利であるということが言えそうです。

税理士+7906 日目 since 2000/2/24  大阪市西区の税理士、櫻井圭一です。

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